相続が始まるのはいつなのか 

人が死亡すると、死亡届が出されますが、相続はこの死亡届があったときではなく、実際に死亡した時を標準にして行われます。
ウェディング04いつ死んだかはとても重要となります。
すべての人が病院や家でなくなるとは限りません。行方不明や、乗っていた船が沈没したり、飛行機が墜落して、生死が明らかでない時もあります。
この場合は、民法30条が適用され、家庭裁判所は、不在者の消息を知る者はその旨を届け出るよう公告をします。それでもわからない場合に失踪宣告をします(普通失踪)。
遭難事故などで死亡したことは確実でも遺体が確認できない場合は、失踪宣告制度によらずに、はじめから死亡したものとして扱われます(特別失踪)。
普通失踪は期間が満了した時に死亡したものとみなし、特別失踪は危難が去った時に死亡したものとみなします。
また、数人の者が死亡した場合において、そのうちの誰が先に死亡したのかわからないときは、反対の証拠がない限り、同時に死亡したものと推定されます(32条の2、同時死亡の推定)。
失踪宣告を受けた者が生きていたときや、同時死亡でないことが判明した時は、家庭裁判所は本人または利害関係人の請求により、失踪宣告を取り消さなければなりません(32条、失踪の宣告の取消し) 。